出産後の尿漏れについて
こんにちは。
大阪府茨木市にある、産前産後専門の茨木いで整体院です。
今回は「産後に起こりやすい尿漏れについて」です。
尿漏れには大きく分けて2つの種類があり、
「腹圧性尿失禁」と「切迫性尿失禁」に分けられます。
妊娠から出産後のママさんに多い尿漏れは前者の「腹圧性尿失禁」です。
腹圧性尿失禁の場合は、「咳やくしゃみ、走る、」などといった
お腹に力が入る動作をした瞬間に尿漏れが起こります。
「妊娠中期から後期にかけて」と、「産後4カ月以内」の方に多く見られます。
では尿漏れは何故起こるのでしょうか?
妊娠中の尿漏れは、
胎児の成長と共に大きくなった子宮が、膀胱を圧迫するため
に起こります。
妊娠をしていない状態なら、膀胱に尿がたまっていても
筋肉で塞がれているため不意に出ることはないのですが、
妊娠をすることでお腹が大きくなると、
子宮の圧力が筋力を上回ってしまうため、くしゃみや咳などの腹圧で漏れやすくなります。
(当院に来院される患者さんにも、くしゃみや咳で漏れる方はすごく多いです。
産後骨盤矯正で来院される方のうち、30%くらいの方は尿漏れでのお悩みを持っています。)
また、出産後は、
上記に加えて、
骨盤の底がたわんでしまい、骨盤底筋という筋肉が緩んで伸びてしまう
ことが原因として考えられます。
改善法は、
①産後骨盤矯正で正常な位置に骨盤を戻すこと
②骨盤底筋を引き締める運動で筋力を取り戻すこと
です。
当院では、出産後の尿漏れでお悩みの方に、
産後骨盤矯正だけではなく、骨盤底筋のトレーニングの仕方などもアドバイスしています。
是非、お気軽にご相談いただければと思います。