出産後の骨盤の開きとは？
こんにちは。
大阪府茨木市にある産前産後の専門院、茨木いで整骨院です。
最近、患者さんから「骨盤が開いたまま戻っていない気がする」
というお声をたくさん頂いています。
では、「骨盤の開き」とはどういう状態を指すのでしょうか？
ダイエットや一般的な整体などでよく耳にする骨盤の開きと、
出産後の骨盤の開きは少し異なります。
出産後に起こる骨盤の開きとは、
「仙腸関節」と「恥骨結合」の緩みで起こります。
仙腸関節とは骨盤の後面にある関節です。
恥骨結合は骨盤の前面下部にある左右の恥骨を繋いでいる靭帯です。
この２カ所の関節が「妊娠から出産期に分泌するホルモン」によって
緩んでしまうことで、ズレが生じます。
人によってズレが前後にでたり、左右にでたりと色々です。
左右に広がって出てしまった場合を「骨盤の開き」といいます。
１ｃｍも開くことはあり得ませんが、
ほんの数ｍｍ開くだけでも、骨盤にとっては今までとは違う
大きな開きと感じてしまうのです。
(ちなみに産後１２週経過していて６ｍｍ以上左右の恥骨が離れていると
恥骨結合離開といって、歩行困難になるほどの激痛)
もちろん、産後の骨盤が開いていると、体幹が安定しないため
痛みや動きにくさが出てきますし、骨盤周りの体型の変化にも繋がります。
ですので、産後のママさんが感じておられる
「骨盤が開いたまま戻っていない気がする」という感覚は間違いではないのです。
数字で考えると、ｍｍ単位の少しの開きではありますが、
体に与える影響は決して小さいものではありません。
少しでも骨盤が開いているなと感じた方は
お気軽にご相談下さい。
