出産後の骨盤の歪みのサインを知ろう①
こんばんは。
茨木市にある産前産後専門整体の茨木いで整骨院です。
初めて来院されたママさんから、
「出産後は骨盤が歪んでるって聞くので・・・」
「自分ではわからないけど、周りから出産後は骨盤を閉めたほうがいいって聞いて・・」
というお話を聞きます。
たしかに、痛みやだるさなどが出産後に出ている方は、
「骨盤が歪んでしまった」という認識をしやすいと思います。
けど、あまり自覚のない方は、ご自身の骨盤がどうなっているのか?
そもそも歪んでいるのかを測るのは難しいでしょう。
ですので、今回は歪みの兆候(サイン)をお話しますね。
①恥骨や尾てい骨に痛みがある。または妊娠中にあった。
骨盤には、恥骨結合と仙腸関節という3つの関節があります。
この関節は不動関節というもので、基本的には動かない関節なのですが、
妊娠をすることにより、少し開いたり、緩くなったりして動揺性が出てきます。
さらに分娩時には赤ちゃんが回旋しながら産道を出てくるのですが、この時に
骨盤の内側から圧力を受けることになり、関節にズレが生じてしまいます。
ズレが生じているためその周囲に痛みが発生しまうのです。
②骨盤の不安定性がある。歩き方が変わってしまった
出産後は初めの数週間で子宮の収縮とともにぐーーーっと骨盤も収縮していき、
その後約半年をかけてじわじわと骨盤が閉まっていきます。
この初めの収縮で生活ができるレベルにまでは落ち着くのですが、
骨盤に歪みや開きがあると、歩いた時のグラグラ感や、
少しがに股でお腹を突き出した歩き方(ペンギン歩き)が残ってしまいます。
目をつぶってその場で足踏みをしてもらうと不安定感はわかりやすいです。
③尿漏れが続いている
妊娠後期からはお腹が大きくなり、内臓が圧迫されるので骨盤底筋という骨盤を支えている筋肉に
力が入りにくくなり弱っていきます。そうすると膀胱が圧迫されてしまい尿漏れが起こるようになってしまいます。
しかし、骨盤が正常に閉まっていっていると尿漏れもおさまっていくのですが、
一か月経っても尿漏れがおさまらない場合は、骨盤の歪みと、骨盤底筋の低下が考えられます。
その②へ続きます